仇討ち

日記・コラム・つぶやき | 2009/08/06

暑いんだか涼しいんだか良く分からない毎日が続いています。暑さが苦手な自分としては、少しでも暑さが少ない方が良いのですが…。

さて、最近、全然書き込みをしてなくてすいません。やっと夏休みに入ったので、少しは記事が書けるようになると思います。とは言っても、いきなり学問的なことを書く気持ちにもなれないので、筆慣らしに少々、軽い話題を書かせてもらいます。

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さきほど、ネットの掲示板でおもしろいやりとりを見つけました。非公開の場所の書き込みなので、そのまま引用するわけにはいきませんが、趣意は以下のようなものです。

A 「殺人事件の加害者なんて、全員死刑にすれば良いだろ。遺族の気持ちを考えれば当然。」

B 「それなら、仇討ちのための殺人は無罪?」

たった、一言ずつのやりとりだったのですが、裁判をめぐる問題の多くが、このやりとりに凝縮されている気がします。

このやりとりがおもしろいのは、「仇討ち」という考え方が、近代の法体系と矛盾するということを端的に表現しているからでしょう。最近、マスコミの報道を、ブロガーなどが煽ることで生まれてきた過剰な被害者重視の考え方は、「仇討ちは当然」とでも言わんばかりの流れになっていますが、今の裁判制度にそんなものを持ち込むためには、憲法を含めて根本的に変更しなければいけないのです。

ただ、「仇討ち」と近代の法体系は相容れないけれど、「仇討ち」をベースにした法体系も作れないことはないのも事実でしょう。しかし、そのとき、私たちが当たり前のものとして考えている「人権」の考え方も捨て去らないといけないのです。好き勝手に自分の意見を言う自由を享受しながら、その自由を成り立たせている社会制度を否定するほど滑稽なことはありません。

「仇討ち」推進論者の人たちは、そのことにどれだけ気づいているのか、聞いてみたいものです。

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