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硫化水素自殺の原因はインターネットか?―毎日新聞の記事に、また「慄然」

ニュース | 2008/05/05

最近は見知らぬ者同士が練炭で集団自殺を図るケースが相次いでいるほか、自殺願望者が“殺し屋”を募り、実際に請け負った男に殺害される事件まで起きている。命を軽んじる風潮を背景に、自殺へと駆り立てるインターネットの魔力の不気味な広がりに、慄然(りつぜん)とするばかりだ。

硫化水素自殺の場合は、従来の手段よりも第三者を巻き添えにする危険が大きい。自殺サイトが自殺の誘因となっているだけでなく、硫化水素が別の犯罪に悪用される可能性も重視し、警察当局は監視に努めて、ネットの開設者やプロバイダーに自粛や削除を求めるべきだ。自殺との因果関係が認められた場合は、自殺ほう助罪の適用なども視野に入れて取り締まりを強める必要がある。自殺サイトに限らず、反社会的なサイトを追放する機運も、盛り上げねばならない。

(中略)

抜本的には毎年3万人もの自殺者が生まれている状況を好転させぬ限り、問題の解決は望めない。政府は昨年、自殺総合対策大綱を策定、10年かけて自殺死亡率を20%減らす目標を立てたが、生死のはざまで悩む人を自殺に駆り立てる誘因については早急に除去する取り組みが求められる。

社説:硫化水素自殺 死を誘発するサイトの罪深さ/毎日新聞 2008年4月25日
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080425k0000m070157000c.html

ゴールデンウィークは忙しくてブログに書き込みをする時間がないと思っていたら、久々に、怒りが燃え上がるような新聞記事を見つけました。原因は、ネット規制推進の急先鋒である毎日新聞です。例によって、硫化水素自殺を理由に、新聞のライバルであるネットを規制しようという社説を書いているのですが、この営利企業に金儲けのモラルはあるのだろうかと、「慄然とする」ような内容でした。

○硫化水素自殺推進の原動力になったのは、インターネットなのか?

自殺へと駆り立てるインターネットの魔力の不気味な広がりに、慄然(りつぜん)とするばかりだ。

インターネットにはさまざまな情報があり、その中には社会的に「望ましくない」とされる情報もあります。しかし、インターネット上の情報は、(自殺幇助のように)明らかに犯罪と言える情報でない限り、削除するのは困難です。また、削除することには、法制度としても、また表現の自由を守る社会のモラルとしても大きな問題があります。

一方、インターネット上の情報は、マスコミの報道と異なり、「配信されたか」ではなく、「アクセスされるかどうか」で影響力が決まるものです。つまり、たとえ掲示板に自殺情報が書き込まれたとしても、マスコミが騒がなければ、そこにアクセスは行きません。実際、検索サイトで"硫化水素 自殺"で検索しても、上位に上がるのはほとんどマスコミの記事で、掲示板等はほとんど上がらないのです。このことからも、今回の問題にいかにマスコミがいかに大きな影響力を与えたということが分かると思います。

つまり、インターネット情報は、マスコミの情報とは異なった性質があるものであり、報道と同様の規制を行うことは適切ではありません。ではどうすれば良いのでしょうか。本来、インターネット上の情報を補完する役割があるのがマスコミです。インターネット上の情報に、事実として問題があるのなら、マスコミは正しい事実を積極的に報道することで、対処するべきだし、事実としては問題ないが、拡散してほしくない情報なら、マスコミは報道を規制することで対処するべきです。ところが、毎日新聞を初めとするマスコミがやってきたことはちょうど正反対。インターネット上の情報をそのまま垂れ流すような記事を書く一方、硫化水素自殺の問題(失敗の可能性など)については、ほとんど書いて来なかったのです。

そうやって硫化水素自殺を推進しておきながら、他人事のように「自殺へと駆り立てるインターネットの魔力の不気味な広がり」と書ける神経には、「慄然」とさせられるのは自分だけでしょうか。この新聞社は、報道を通して、確信犯的に自殺者を増やすことで、ネット規制推進の足がかりにしようとしているのではないか…そんなことまで勘ぐりたくなってきます。これでは、自殺した人も浮かばれないでしょう。

○自殺サイトは、毎日新聞と比べて反社会的サイトか?

自殺サイトに限らず、反社会的なサイトを追放する機運も、盛り上げねばならない

もう一つ、呆れるような記述がありました。

たしかに、明確に「反社会的サイト」があるのなら、(マスコミが報道しないといった対応も含めて)何らかの形で規制が必要かもしれません。しかし、この社説を書いた人は自殺サイトを実際にのぞいたことがあるのでしょうか?どう考えてもイメージだけで適当なことを書いているとしか思えません。たしかに、自殺サイトには反社会的内容も書き込まれるかもしれませんが、大部分の書き込みは、自殺志願者に対して他の人が相談に乗っているという内容のサイトです。自殺を推進するような内容をこまめに削除している熱心な管理人さんも少なくありません。1時間で良いので時間を使って、自殺サイトを眺めれば、書き込みを通して、自殺を思いとどまる人の方がはるかに多いということは分かるでしょう。ネット上で「いのちの電話」と似たような役割を果たしているのが自殺サイトです。

そんな自殺サイトを規制するくらいなら、それ以上に問題の原因となっているサイトはたくさんあります。その一つが、新聞社のサイトと言えるかもしれません。たとえば、今回の硫化水素自殺に関して、それをもっとも推進したのは、マスコミの報道です。客観的な記事を体裁を取りながら、自殺を推進するマスコミの記事は「有害情報」以外の何ものでもないでしょう。しかも、何とも都合のいいことに、新聞社は、しばらくしたらこの記事を「削除」してしまうのです。これはブログや2ちゃんねるの記事とは大きく異なる点です。つまり、ブログや2ちゃんねるの情報と異なり、適当なことを書き放題。一方的なイメージだけを植え付けて責任を取らないというのが新聞社のサイトです。しかも、その影響力は、ブログや2ちゃんねるの比ではありません。こうした記事を垂れ流しているサイトこそ、「反社会的サイト」ではないでしょうか?

少なくとも「自殺サイト」と比べる限り、毎日新聞のサイトの方が、自殺者を増加させるのに貢献しているということは間違いないでしょう。この論説委員は、どうすれば恥ずかし気もなく、「自殺サイトに限らず、反社会的なサイトを追放する機運も、盛り上げねばならない」などと書けるのでしょうか。自殺サイトをまともに取材することさえなく、イメージだけでネット規制を推進するこの社説は、2ちゃんねるの書き込み以下と言えるかもしれません。単に取材をする能力がないのか、間違ったことを書いていると知りつつ、確信犯的にネット規制を推進しようとしているのか分かりませんが、いずれにせよ、こういうおかしな記事を「追放する機運も、盛り上げねばならない」のは間違いないでしょう。そのことこそが、「生死のはざまで悩む人を自殺に駆り立てる誘因については早急に除去する取り組み」の中でも、もっとも優先して取り組まれるべき課題ではないという気までしてきます。

○関連記事

報道の自由と著作権
http://informatics.cocolog-nifty.com/news/2008/03/post_45a4.html

硫化水素自殺って楽に死ねるんだろうか?
http://informatics.cocolog-nifty.com/news/2008/03/post_1944.html

○関連サイト

続々々・インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ - 終わらない「集中砲火」
http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-243.html

インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ
http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-239.html

死を誘発するマスコミの罪深さ
http://meinesache.seesaa.net/article/94730596.html

政府はマスコミ規制にはネット言論を使うだろうhttp://blog.goo.ne.jp/touhou_huhai_blog/e/ac1b28e67859e146fa25046eb80b083f

4つ目のブログは特におすすめ。新聞社の論説委員には心して読んでほしい内容です。毎日の社説などよりブログの方が、よほどまともなことを書いていることが分かります。

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いつも興味深く拝見させていただいております。
自分の意見と重なる点、異なる点がありとても参考になります。
これからも様々な意見をお聞かせ下さることを楽しみにしております。

投稿: | 2008/05/27 2:02:24

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報道関係者の方に読んでいただければ幸いである。 とにかく自殺報道自体、報道すればするほど自殺志願者は行動を起こしかねない、自粛すべきなのだ。これに加えて、硫化水素自殺の報道が多すぎる。興味のないものも知らなくても良い情報を与えられてしまう。 聞くところ......... 続きを読む

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