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新利用規約でミクシィの株価が下がるなんてユーザの幻想だ

ニュース経済・政治・国際 | 2008/03/13

mixiの利用規約問題は、若干騒ぎも鎮静化し、運営サイドもほっとしているころかもしれません。それに合わせるように、ミクシィの株価の値下がりも一段落してきました。

さて、新利用規約の発表直後、格付けの変更などが重なったこともあって、ミクシィの株価は大幅に下げました。新利用規約に反対している自分としては、投資家が新利用規約をめぐる騒動を嫌気して株を売ることは、mixiのユーザにとって望ましいことだと思います。また、このブログでも思い切って「運営側の姿勢が改まらない限り、株価の下げは止まらないだろう」などと書いてみたい気持ちもあります。

しかし、冷静に見たとき、今後、ミクシィが新利用規約の施行を強行すると株価が下がるなどというのはユーザの幻想に過ぎないのではないかと思います。これは、株の動きを気にしている投資家からすれば「言われるまでもない」ことだと思いますが、一部のユーザはこの現実をきちんと見てないように思えるのです。

そこで、「そんなこと当たり前」と言われるのを承知で、あえて新利用規約でミクシィの株価が下がらない理由、つまり、いくらユーザが反対しても利用規約の抜本的な修正は見込めない理由を挙げてみたいと思います。

1. 食品や家電などと違い、無料のネットサービスは、ユーザから「リスクの少ない」ものだと思われているため、ユーザはマイナスの情報にも鈍感である。一方、友人との関係があるため、ユーザは簡単に退会しない。

mixiは無料、あるいは非常に低い料金で利用することができ、何か問題があるとしても、せいぜい退会すれば済む…と多くのユーザは考えています。これが事実かどうかは微妙ですが、事実かどうかにかかわらず、多くのユーザは感覚的にそう考えているのです。したがって、サービスに問題があるという情報が得られたとしても、ユーザはそれほど気にせず継続して使い続ける可能性が高いでしょう。これは、健康被害の可能性がある食品や、安全性が問題になりやすい家電などとは決定的な違いです。無料のネットサービスにおいてユーザは情報に鈍感になり、運営側の言いなりになりやすいのです。したがって、ユーザに誠実に対応している企業より、ミクシィのように「身勝手にやっている企業」ほど投資対象として適しているとまで言うことができます。一方、ミクシィのようなSNSは、友人との関係が非常に重要であり、単に「危険だ」と言われたからと言って、多くのユーザは簡単に退会しませんし、日記を書くペースを落としたりしません。いずれにせよ、新利用規約が収益に及ぼす影響は限定的ではないかと思います。

2. 実際、新利用規約によって、退会しようとしているユーザは少ない。

実際、周りを見渡してみると、自分のマイミクで退会する可能性がありそうなのは1人いるかいないかです。また、新利用規約について言及した日記を検索してみても、実際に退会するというところまで踏み込んだ記述があるものはほとんどありません。どんなに多く見積もっても、新利用規約によるユーザ減は、0.1%に満たないのではないかと思います。これが、今後のミクシィの運営の障害になるとは思えません。

3. 新利用規約で退会するのはプロ・セミプロのクリエイターが多いと思われるが、mixiの魅力はこういう人たちによってだけもたらされているのではない。

今回の利用規約騒動では、特に、プロ・セミプロのクリエイター(写真、イラスト、小説など、さまざまな分野を含む)の中で退会の動きが強く見られます。これによって、mixiの魅力が少なくなり、広告収入の減少にもつながるのではないかという見方があります。しかし、mixiに参加している人の多くは、こういう人たちの作品を読むためだけに参加しているのではありません。実際、自分の友人にも、こういう分類に当てはまる人はほとんどいませんが、それでも十分にmixiを楽しんでいます。多くのmixiユーザは、友人との「たわいもないおしゃべり」を楽しんでいるのであり、これこそがmixiの広告収入の源泉なのです。したがって、プロ・セミプロのクリエイターがごっそり退会したとしても、絶対的な人数が多くない限り、収益に大きく響くことはないと思われます。

4. 新利用規約は、mixiのコンテンツ資産としての価値を高める

すでに何度も指摘したように、新利用規約で、ミクシィはユーザの著作物に関して、あらゆることを自由に行うことができます。これはユーザからすると大変不利なことであり、すぐにでも退会しなければいけない理由になります。しかし、これはミクシィを買収しようとしている企業にとっては、ミクシィの魅力を飛躍的に高めることになるでしょう。というより、今回の利用規約変更の目的は、まさにことのことにあったのではないかと思います。利用規約の提示の仕方が悪かったために、プロ・セミプロのクリエイターの退会を招き、本来得られるはずのコンテンツ資産を失ってしまった面もあるかもしれませんが、そうだとしても、従来よりプラスになっていることに変わりません。退会による広告収入の減少はわずかであり、それに比べて得られるコンテンツ資産の方がはるかに大きいと思われます。そうだとすれば、新利用規約で株価が下がるなどというのは幻想で、むしろ新利用規約は、ミクシィの株価を上げる要因にすらなります。

5. 新利用規約問題では運営側の対応の悪さが問題になったが、それが意図的なものだとしたら、投資対象としてマイナス材料になるとは限らない

今回の利用規約騒動では、運営側のちぐはぐな対応が、「この会社本当に大丈夫なのか」という疑問を多くの人に抱かせることになりました。正直言って、自分も当初はそう思い、これでは投資家も安心して投資できないなと感じたのです。ただ、その後のミクシィの対応を見ていると、どうもこれは意図的にやっているのではないかという思いを強くしてきました。あえて対応を遅くすることでユーザの注意を他に向かわせ、一気に新利用規約の施行に持ち込もうという作戦ではないかと思えるからです。もし、そうだとすれば、ユーザから見た運営側の対応の悪さは、必ずしも投資対象としてマイナスではありません。企業としての利益を重視した絶妙なユーザ対応として、評価の対象にすらなるかもしれないのです。

結論を繰り返せば、新利用規約の導入は、ミクシィの株価を上げる要因にはなっても、下げる要因にはならないのではないかと思います。たしかに、ユーザから見れば新利用規約が株価を下げる要因になってほしい。それによって、ミクシィが新利用規約を見直してほしい、と思いたいところです。しかし、それはあくまで幻想であり、現実はそうではありません。もし、そういう幻想を抱くとしたら、それはミクシィに過度に期待しているからではないでしょうか。「いつか、ミクシィはまともになってほしい、いやなってくれるはずだ」。そう期待しているから、「ユーザのことを軽視すれば株価が下がる。そして、ユーザのことを大事にしてくれるようになる」という幻想を抱いているわけです。しかし、それが幻想だということは、上の説明を読めば分かるでしょう。そしてそうである以上、ミクシィが本当にユーザの立場を考慮した利用規約の修正案を出してくる可能性は低いと思います。

ではどうすれば良いのでしょうか。答えは簡単です。mixiには早く見切りを付けて退会することです。ユーザにとって、それ以外、道はないのです。友人とかかわる方法は決してmixiだけというわけではありません。mixiを退会したことによって、より深くなれる友人関係もあるわけですから、未練はあるにしても思い切って退会することが必要ではないかと思います。

もし心配するとすれば、退会後のコメントの一括削除を、どうやってミクシィに要求するかというそのことだけでないでしょうか。

○補足

PVが減少傾向にある中、PERが119にもなるミクシィの株価(3/14現在)が適正なレベルかについては何とも言えません。収益性に陰りが生じてきているとすれば、モルガンが主張するような目標価格600,000円というのも、一気に現実的なラインになります(それでもPERは80)。ただ、この記事はあくまで新利用規約の影響に限って議論するものですので、このあたりの議論は他の方に譲ります。

お知らせ

mixiの利用規約問題については、この後ミクシィ側から大幅な修正案が発表されました。詳しくは以下の記事をお読み下さい。

mixiの利用規約問題は収束へ―今後の議論の発展に期待
http://informatics.cocolog-nifty.com/news/2008/03/mixi_7d92.html

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コメント

「退会する」と宣言してから退会する人は皆無だと思いますが、
かと言って退会しないと推測するのは早計かと思います。
「mixiの規約改定に異を唱える」コミュニティは7000人の
参加者がおり、扇動的なコメントも多数書き込まれている
状況を見ると、「自分のマイミクが退会したら自分も退会する」
というような雪崩的な退会が発生することが想定されます。

また、この退会者が全ユーザーの1割に達すれば、(株)ミクシィの
危機管理能力は問われかねず、株価への影響は計り知れないのでは
ないでしょうか。無料、あるいは低廉な価格で参加できる
サービスであるからこそ、ユーザーが集まり、そのユーザー数が
ミクシィの最大の武器であるわけですが、そのユーザー数を
失うことが企業として最大のミスであることには間違いないからです。

投稿: 東京遊歩人 | 2008/03/18 23:24:38

修正案発表後の動きは正確には誰も読めませんからね…。おっしゃる通り、退会者が一定数を超えた時点で、雪崩のように連鎖的な退会が起きるということはありえると思います。

ただ、コミュにしても全会員数の1/1000以下だし、話を聞いていると、その中で退会する人は半数に満たないのではないかと思います。また、日記で書いているのも同程度の人数です。連鎖的な退会を起こすにはまだ足りないのではないかと思います。

投稿: 情報学ブログ | 2008/03/19 10:42:32

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