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mixiの利用規約問題は、普通のユーザに関係ないのか?

ニュース | 2008/03/13

mixiの利用規約問題(参照)に関して、「自分の日記が書籍化されるはずないから自分には関係ない」「むしろ書籍化してくれたら、嬉しい」という人がいます。しかし、これは全く的はずれな考え方だと思います。

新利用規約の問題は、「運営側が書籍化を含めて何でもできてしまう」ということです。ここで書籍化というのはあくまで例であって、実際に書籍化されるという意味ではないのです。現実に出版業界を取り巻く状況を考えると、書籍化したところで利益になる可能性は低く、そんなことのために利用規約を変更したとは思えません。ミクシィの狙いは他のところにあると考えた方がいいでしょう。「書籍化」という言葉にこだわると問題の本質を見誤ります。

「ミクシィの狙い」が何かということは、さまざまな人がさまざまな憶測をしているわけで、断定的なことを言うことはできません。買収を狙ったものだという見方(参照)や、自動翻訳を想定したものだという噂まであります。

しかし、たとえば自分が将来mixiを退会したとして、自分の「他の人には見られたくない」日記やプロフィールが、ミクシィから企業に販売されたとしたらどうでしょう。あるいは、自分の日記がいつのまにか検索エンジンの対象になり、削除したはずの日記がいつまで経っても消されないということになったらどうでしょう。そのとき、「これは自分の日記だから消してくれ」と言っても、利用規約を盾に向こうは一切応じてくれない。裁判を起こしても勝ち目がない…といったことが起きるということです。非公開の日記や友人のみ公開の日記が公開されるということが頻繁に起きるとは思えないのですが、いったん削除した日記が無断で公開されてしまい、それを削除できなくなるという状況は十分に考えられると思います。

また、特定の企業名・個人名を名指しにするような日記をmixiに書いた場合、それが、おもしろおかしく改変されて一般に公開された上で、自分が損害賠償を求められるというケースもあります。新利用規約では、ユーザがこういった「言われのない損害賠償を負うことになる可能性がある」ことも特徴なのです。

いずれにせよ、新利用規約で、ミクシィ側は「事実上なんでも自由にすることができる」わけですから、その危険性をここに書き尽くすことはできません。「現段階で想像できないようなことを含めて、あらゆることが起きる」と考えた方がいいと思います。もちろん、ミクシィを2ちゃんねるの延長として使っている人は問題ないと思います。しかし、多くの人は、自分の身近なことや職場のことなどを書いたりしているわけなので、それがもとになってさまざまな不利益を被る可能性があるのです。

あなたはそれでもmixiを続ける覚悟があるのでしょうか?

次のようなたとえが、問題を良く表していると思います。

友人がクレジットカードを貸してくれと頼んできました。社会的地位もあって信頼できる人です。理由も明確で、特に問題は見あたりません。あなたは「そんなことなら是非お貸しします」と言いました。

しかし、彼はトラブルを防ぐために、契約書にサインをしてほしいと言います。契約書を見ると、「私はどのようにクレジットカードを使われても訴えません」と書いてありました。そこであなたは友人に問いただします。「悪用しないなら、どうしてこんな契約書にサインしないといけないの?」しかし、彼は、「クレジットカードの貸し借りは、法的に面倒なことなんだ。だから、トラブルを防ぐために、どうしてもこの契約書にサインをしてもらわないといけないんだよ」と言い張ります。「俺は社会的に信用もあるし、悪用なんてできるはずないじゃないか。安心して大丈夫だよ。期限も迫っているから、とにかく早くサインして」。

あなたは、その契約書にサインをするでしょうか?

少なくとも自分はそんな契約書にサインをしません。今、mixiを退会しないで残り続けるというのは、それと同じくらい危険なことだと言うことができると思います。

ちなみに、自分はいったん退会し、4月以降、状況を見た上で、可能ならもう一度入り直すということも考えています。そして、それ以降はmixiにはブログへのリンクだけを貼るようにします。いったん退会した後でもう一度入り直した場合、退会する前の書き込みにまで、新利用規約は及ばないと解すこともできるからです(ただ、この解釈は微妙で、本当に成り立つという保証はできません)。

この問題、いったいどうなるのでしょうか。

○余談

このブログ、開設してから1年ちょっとで約70,000件くらいしかアクセスがないのですが、この問題が起きてからのアクセスだけで10000件に届く勢いです。このことからも、この問題に対する関心が相当高いことがうかがえます。

お知らせ

mixiの利用規約問題については、この後ミクシィ側から大幅な修正案が発表されました。詳しくは以下の記事をお読み下さい。

mixiの利用規約問題は収束へ―今後の議論の発展に期待
http://informatics.cocolog-nifty.com/news/2008/03/mixi_7d92.html

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コメント

mixiよりきました。
いつも勉強させていただいております。

mixiでは、地域や学校関係、さらに医師や弁護士などの専門職を中心とした職業のコミュニティもかなりあり、それらの情報から名簿のようなものが出回る可能性も否定できません。
憶測で議論を展開してもキリがありませんが、認識のあまりない方・事の重大さに気づかない方は危機管理意識も低いのでは、と思ってしまいます。


投稿: moco | 2008/03/13 12:09:17

どうも、はじめまして

なかなか興味深く拝見させていただきました。
文章が平易かつ簡潔でスゴく理解しやすかったです。
とくにクレジットカードの例は、非常に分かり易かったです。
私はトモダチがいないので mixi とやらをヤったことがありません。
でも、でも。それで良かったんだなと。
うん、うん。よかったヨカッタ。

とりあえずブログはヤってるんですが、
著作権ウンヌンは気にせずヤってます。
というか、テキトーにヤってますので。
どうでもイイや、みたいな感じでヤってますので。

いろいろと参考になりました。
どうも、ありがとうございました。
稚拙なコメントで失礼しました。

投稿: クッサコンチ | 2008/03/13 12:30:02

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