[科学] 光の三原色って何?

学問・資格 | 2007/09/15

Prismandlight200物理学的な意味での光は、連続するさまざまな波長の光から成っています。これを分解するのがプリズムです。雨粒がプリズムの働きをして作った虹は、誰もが見たことがあるものでしょう。紫→青→緑→黄→橙→赤と変化する虹の色は、それぞれが光の波長に対応するものです。本来、これらの光は、全く別の光であり、混ぜ合わせたら別の光になるというような性質のものではありません。

しかし、人間の目は、これらの波長の光を全て見分けることができません。人間は、3種類の細胞(錐体細胞と言います)だけで光を見分けているからです。この細胞には、赤、青、緑の3種類の細胞があり、それぞれの波長の光に対して、違った反応をすることで光を見分けています。ここで、重要なのは、3種類の錐体細胞が、ある範囲の波長の光に反応するわけではなく、それぞれ複雑な範囲の波長の光に反応するということです。たとえば、青の光は、青の細胞、赤の光は、赤の細胞しか刺激しないのですが、紫の光は赤の細胞と青の細胞の両方を刺激します。ここで、赤+青の光は、紫の光と同じように、赤の細胞と青の細胞の両方を刺激するため、人間は赤+青の光と、紫の光を区別することができないのです。

Synthese要するに、物理学的に赤や青の光と、紫の光は全く別のものなのですが、人間の目の性質によって、それらが関係するものとしてとらえられているということになります。そして、こういう人間の目の性質に基づいて作られたのが、いわゆる「光の三原色」です。光が三原色によってできているというのは、光そのものの性質ではなく、人間の目の方の性質なのです。

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