ニュース | 2007/08/15
小池氏は同日の記者会見で、守屋氏が人事案を「事前に聞いていない」と反発したことについて、電話連絡に対して応答がなかったとし、「危機管理上どうか」と批判した。
これに対し、守屋氏は記者団に「大臣から電話をいただき、2度受け取れなかったが、その都度折り返し電話している」と強調した。今回、小池氏から守屋氏の携帯電話に着信があったのは真夜中の7日午前零時すぎ。守屋氏に近い防衛省幹部は「人事の話を携帯電話で真夜中にしようとするなんて非常識だ」と憤った。
携帯使用でも対立激化=小池、守屋氏-防衛次官人事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007081500767
真夜中に携帯に電話をかけても電話に出ず、折り返しかかってきたのが翌日の朝だということで怒っている人がいます。自分の友人ではありません。防衛大臣の小池百合子氏の話です。真夜中に電話をかけられたのは、守谷事務次官。
外国から侵略でもあったならともかく、翌日でも済む人事の話を真夜中に電話をするとは、どう考えても非常識です。一方、「そうではない、非常に重要な話だった」というなら、自宅の固定電話にかければ良いでしょう。いずれにしても、対応がおかしいという批判はまぬがれません。
官僚の人事権を政治家が取り戻すことは悪いことではないと思うのですが、これはそれ以前の話。組織の上に立つ人間として部下の信頼を得られるか、組織の志気を高められるかという面で、大臣の人間性や組織統率能力が疑われることになるかもしれません。
たしかに、人事をあえてマスコミにリークするなど、制服組との確執の中で孤軍奮闘されている様子も分かるのですが、電話の件の「言い訳」にちぐはぐなものがあるというのは否定できないでしょう。内閣改造で留任かどうか分からない微妙な時期の情報リーク、安倍首相との連携も含め、もう少し良い方法があったのではないかと思ってしまいます。
○関連サイト
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/76776/
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/76725/
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