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伊吹発言の何が問題か/人権メタボリック症候群

経済・政治・国際 | 2007/02/26

伊吹文部科学大臣の発言が話題になっていますが、戦慄を覚えるニュースというのはこういうのを言うのでしょう。形式的な意味での失言というより、もっと深いところで大きな問題のある発言ではないかと思います。

> 同法(引用注:教育基本法)の前文に「公共の精神を尊び」
> という文言が加わったことについては、
> 「日本がこれまで個人の立場を重視しすぎたため」と説明。
> 人権をバターに例えて「栄養がある大切な食べ物だが、
> 食べ過ぎれば日本社会は『人権メタボリック症候群』になる」と述べた。

http://www.asahi.com/politics/update/0225/010.html
「日本は同質的な国」「人権メタボ」と文科相発言/朝日新聞

形式的な意味での失言などと言うつもりはありません。
言っていることは分かります。
たしかに、「人権」の名のもとに理不尽な要求をしたり、
人権侵害をするような人も
日本にはいるのでしょう。

しかし、全体として見たとき、
今の日本はそんなに「人権」が重視される国でしょうか?

最近の法律改正では、
「人権」や「プライバシー」を大幅に縮小し、
警察の権限を拡大したり、
「人権よりも愛国心」という形で、
戦争に進もうとする動きさえ見られます。
ネットを眺めていたら「自由が強調されすぎて滅亡した」という
ローマ帝国を引き合いに出す人がいたのですが、
そんな昔にさかのぼる必要もなく、ドイツでナチス党が政権を取り、
戦争に突き進んでいった歴史を思い出します。

もちろん、こういう話は今に始まったことではないし、
こういう流れを強化することが、
教育基本法改正の目玉だというのも、
一応理解していたつもりです。
しかし、こういう発言が堂々と言われ、
しかも人々にもてはやされる。
そういう状況は恐怖以外の何ものでもないと思うのです。

というのも、このニュースに対するネットの意見を見たら、
伊吹支持のものがあまりにも多かったのです。
同和利権の問題を持ち出して、
伊吹発言を支持する人が多かったのですが、
これは今回の発言とは区別されるべきものでしょう。
最近の法改正でも、警察の権限は拡大する一方、
理不尽な現実を解決しようとする動きは全くありません。
むしろ、同和利権と警察とのつながりなどを批判するような
「報道の自由」の方を縮小しようというのが、
「人権だけを食べ過ぎれば、
日本社会は人権メタボリック症候群になる」という言葉が
目指しているものではないでしょうか。

もしも、伊吹氏がそういう問題に関心を持っているのなら、
批判しないといけないのは「人権」ではなく、「不正」であるはずだし、
おそらく別の表現を使っていたはずだと思います。

/////

そんなわけで、伊吹氏の発言は大いに問題だし、
単純に擁護する人には少し考え直してほしいと思います。

一方で、何でもかんでも「失言」扱いしようとする
最近の風潮はまたどうかと思います。
ある発言を「失言」と断定するというのは、
「何が問題か」という判断を停止して、
「とにかく問題だ!!」と騒ぎ立てることとも言えるでしょう。
「ワンフレーズ政治」とは言いますが、
これは小泉元首相の専売特許ではなく、
野党もマスコミも似たようなものになっているのです。
そして、そのために、国民は、
「柳沢発言の何が本当に問題か」(*1)
「伊吹発言の何が本当に問題か」
ということが分からなくなっているのではないでしょうか。

「理解させるのに3秒以上かかったら負け」という現実。
一番恐怖を感じなければいけないのは、
こういう政治の状況の全体と言えるかもしれません。

*1
女は出産する機械(続)―国家の成立と機械としての人間/情報学ブログ
http://informatics.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_3a2d.html

○参考サイト

まぁ、これはずっと前からの話で、今さら騒ぐような話じゃないっちゃないんですよね。そういう意味の記録として、去年の12/1の記事を紹介します。

「愛国心」問答~なぜ私は教育基本法の改定に「反対」するのか
http://blog.livedoor.jp/zatsu_blog/archives/51212244.html

○関連記事

本文では触れなかった、「権利には義務がつきもの」という考え方の問題について、独立した以下の記事で書かせてもらいました。

重要 権利の条件に義務があるって本当ですか?
http://informatics.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_1fa0.html

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