シャノンの情報量の定義にしたがえば、物体のそのものの情報量を求めることはできません。「世界の情報量」は決められないのです。しかし、それでも、情報量を求めることができるように思えるのはなぜなのでしょうか。 ・・・(続きを読む)
「存在することに価値がある」というのは、良く聞く表現です。しかし、一方で、何だか胡散臭い印象も持つ言葉ではないでしょうか。この記事では「存在することに価値がある」という言葉が使われる場面をいくつかに分類し、それぞれについて検討してみたいと思います。 ・・・(続きを読む)
◎遺伝子と文化の比率? 「男女の性差を決めているのは文化的要因か、遺伝的要因か」という議論があります。たとえば、以下のような主張を聞いたことはないでしょうか。 ・男女の性差は遺伝的に決まる面があるのは事実。男女で得意な分野が違うことは当然。したがって、性別役割分業は肯定される。(遺伝的要因重視) ・遺伝的に決まる男女の性差(セックス)があるにしても、社会的な役割を決めているのは文化的に作られた... ・・・(続きを読む)
過去の記事
恋することと情報学
(
2008/03/28
)
Informationの語源と情報学
(
2008/03/24
)
オブジェクトとプロパティ
(
2007/08/02
)
女子教育とパノプティコン―校訓「恥を知れ」に寄せて
(
2007/06/12
)
情報学講義(1)―情報学の視点
(
2007/06/10
)
情報学講義―目次
(
2007/06/10
)
ネット社会の匿名性と分散型セキュリティーの思想
(
2007/06/08
)
ジャーナリストDの死/名前を持つこと、記号であること
(
2007/05/22
)
社会調査演習TIPS(量的調査編)
(
2007/05/17
)
食中毒になったけど、やっぱりオートポイエーシス
(
2007/05/12
)
愛を産み出すシステム―男と女 Un homme et une Femme
(
2007/05/08
)
運命の恋をしようよ
(
2007/04/26
)
居酒屋の漫談シリーズ(4)―ドミナントストーリーとしての科学
(
2007/04/23
)
居酒屋の漫談シリーズ(3)―システム論の立脚点は科学でありえるのか?
(
2007/04/23
)
居酒屋の漫談シリーズ(2)―技術決定論とその批判についてのシステム論的解釈
(
2007/04/23
)
居酒屋の漫談シリーズ(1)―ポストモダン思想は発生の問題を扱えないという批判について
(
2007/04/23
)
人を殺してはいけないということについて
(
2007/03/05
)
正義とは何か
(
2007/02/27
)
生きる意味について
(
2007/02/25
)
規範とは何か
(
2007/02/15
)
物語ること、選ぶということ―物語としての私、歴史、そして政治
(
2007/02/05
)
情報の意味と情報学の諸領域
(
2007/01/20
)
情報学とは何なのか
(
2007/01/14
)
情報学についてのブログを始めてみる
(
2007/01/14
)
漫画版「風の谷のナウシカ」のラストについて
に対する
進撃のナウシカさんのコメント
「風の谷のナウシカ」について補足
に対する
異邦人さんのコメント
世界の情報量は求められるのか?
(2011/02/19)
WEBRONZAのホメオパシー騒動とメディアの問題
(2011/02/11)
クリスマスという記号
(2010/12/24)
書評:マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』について
(2010/12/07)
社会学玄論がダメな理由―相対主義の怖い罠
(2010/09/04)