日記・コラム・つぶやき | 2010/12/24
クリスマスソングが聞こえてくると、不思議な気持ちになります。世界中の人が、《クリスマス》という記号を介して、素敵な音楽を作ったり、絵を描いたり、おいしいものを作ったりしていると思うから。そのことで、この素晴らしい音楽やイルミネーションや食べ物があるのだと思うから。
それらは全て、人の営み。人が泣いたり笑ったり、愛情を表現したり、そういったものを、《クリスマス》という記号が結びつけ、私たちの目の前の《クリスマス》を作っているのです。もちろん、《クリスマス》という記号は、格差社会とか商業主義とか、マニュアル化された恋愛とか、一神教とか、いろんなものとも関係しているし、そこで静かに泣いている人がいることも忘れてはいけません。でも、そういうことも含みこむような懐の広さが、人間にはあるような気がします。
そのことに思いを馳せる度、あぁ、人っていいな。人って素晴らしいなって思います。そして、そうやって思えることに、幸せを感じます。
今年も、《クリスマス》に乾杯。
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